3日目午後:続石/夏油温泉

続石 遠野のラストは、「続石」を見に行く事に。
「遠野物語」91話に登場する奇岩で、古代人の墓とも、武蔵坊弁慶が持ち上げた(遠野物語拾遺11話)ものとも伝えられている代物。(もっとも、弁慶以前から存在したようだが)
2つの岩の上に巨大な一枚岩(笠岩)が乗っかった構造である。
少なくとも平安以前に、誰がどうやってこんな巨石を積み上げたのか、謎である。

続石 よせばいいのにまたこういう一人遊びをしてみたりする。(頼む観光客もいないのだ。平日だし)
でもこの巨石の大きさがわかっていただけると思う。

最後は、夏油温泉に行って3日間の疲れを取る事に。
夏油温泉には5つの露天風呂があり、渓流を渡ってその5つを行き来することができる。
5つの露天風呂のうち3つは混浴であり、男も女もタオルを巻きながら温泉を移動する。
温泉によって温度が違うし、火照った体を冷たい渓流で冷やしてみたりもできたりと、生涯で行った温泉の中でも3本の指に入ると思う。

で、気付いたコト。
混浴の場合、おばちゃん達は「あら、男の人ばっかだわ〜」と尻ゴミして入ってこないのだが、若い女性の方がタオルを巻いて平然と入ってくる。
あと、カップルで入っているのを見かけたのが、女の方は普通に入っているのに男のほうはそわそわして落ちつかないのだ。痛いほど気持ちは分かる。
混浴に彼女をつれて行くもんじゃないな、と改めて思うのでした。


存分に温泉を楽しんだ後、一路仙台へ。
長いようで短かった旅も終わりを告げるのであった。
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