まずは伝承園近くの常堅寺にあるカッパ淵。
まあ何の変哲も無い小川なのだが、ここにカッパが住んでいて人々を驚かせ、いたずらしたという伝説が数多く残っているのだ。
昔話でよく出てきそうな雰囲気を醸し出してるように感じられますな。
で、こっちはその淵のわきにある「かっぱ狛犬」。
何の事は無い、狛犬にかっぱの皿がついているだけである。(笑
続いては道の駅「遠野風の丘」に。
風力発電の設備(なんで?)があるのが特徴の道の駅で、ここで昼食をとることになったのだが、
妙なものに出くわしてしまった。
「暮坪そば」である。
この地方でとれる、「暮坪」というカブをすりおろしたおろしそばなのだが、カブのくせに辛い。でも大根おろしよりまろやかという代物。
「美味しんぼ」にも紹介されているそうで、大々的にその漫画の場面とかが貼って宣伝してあった。
美味いと思って食ったのだが、この時点でかなりイメージダウン。個人的に「美味しんぼ」(とそれに付随した便乗商法)は大嫌いなので。
気を取りなおして、遠野市立博物館に寄る。
遠野の民話と暮らしぶりに関して展示がされていたが、特におしらさまを始めとするこの地方独特の信仰には興味をひかれるものがあった。
う〜ん。文系だったら間違い無くこの辺を専攻してたな、俺。
あ、ちなみに「遠野」という地名はアイヌ語で「トオヌップ=湖のほとりの小高い丘」が語源だと伝えられてる。遥か昔、遠野盆地には湖があったらしいとのこと。