オケダ「なかなかバイブルと全く同じ景色にはめぐり合えませんねぇ」
ナワヤマ「あの山のはげっぷりからしてこの道沿いのような気がするんだがなぁ」
そして、我々の車がある畑を通り過ぎたとき、バイブルと景色を見比べていたオケダが叫んだ。
オケダ「あ!!!!」
スギバヤシ「!!!!」
オケダ「ナワヤマさん!今のポイントですよ!」
ナワヤマ「なんだって!?」
急遽Uターンし、そのポイントに戻った我々の前に広がっていたのは、確かにどこかで見たことのある風景であった。
オケダ「でもここだと微妙に山と家の位置がずれてますね」
スギバヤシ「奥に入ってみよう」
そして・・・・
講談社コミックス刊「MMR」11巻より
オケダ「こ、これは・・・」
スギバヤシ「全く同じだ!MMRのメンバーは実際にここに立って写真を撮っていったんだよっ!」
ナワヤマ「と、いうことは黒又山に登れば凶風女子高生巫女(注※リンク参照)がいるわけだなっ!!」
スギバヤシ「行ってみよう!」
こうして、興奮冷めやらぬまま、まだ雪の残る山を足場に気をつけながら登る我々。
だが、その山道の周りにはバイブルにあるような下の景色が広く望める場所などなく、高い樹木がびっしりと生えているだけだった。
頂上についた後も周りを捜索した我々であるが、凶風少女はおろか、その場所さえもついに見つけることはできなかった。
オケダ「だめだ・・・見つかりませんよ・・・」
スギバヤシ「・・・・・・・・・・」
ナワヤマ「こう木が多くて傾斜も急じゃなぁ・・・。」
スギバヤシ「・・・・・・・・・・帰ろう」
ナワヤマ「なんだって!?それじゃあの絵にある景色はどこのものだっていうんだ!!」
スギバヤシ「俺にだって・・・わからないことくらい・・・ある・・・」
こうして、1枚の黒又山の写真と共にLMRの最初で最後のレポートが幕を閉じたのであった。