スギバヤシ「この地図には黒又山は書いてないな。」
オケダ「黒又山の近くには大湯ストーンサークルがあるとバイブル(MMR11巻)には書いてありますよね。」
スギバヤシ「よし、とりあえずそこだ!」
こうして我々は大湯環状列石にたどり着いた。
しかし、そこで待っていたのは、一面の銀世界だった・・・。
ナワヤマ「ここのどこに石があるってんだ! 全部雪に埋もれちまってるじゃないか!」
オケダ「でもバイブルには高さ1.2mはあるって書いてありますよ」
スギバヤシ「とりあえず探すしかないな・・・」
我々が分かれて列石を探そうとした、そのとき。
オケダ「うわあああーーーっ!」
一同「どうしたオケダー!」
スギバヤシ「トラップだと・・・! みんな!足元には気をつけて進むんだ!」
ナワヤマ「え? なんだって? ・・・ぬおおおっ!!」
オケダ「ナワヤマさーーーーーーーーーんっ!」
深く脆い雪に脚を取られながらも我々は環状列石の象徴ともいえる日時計型列石を捜し歩いた。
しかし、それらしき石は見えず、どこにいってもこのような案内板と棒が立っているのみだった・・・。
ナワヤマ「ここの広場にはそれらしい石はありそうもないぞ。」
スギバヤシ「・・・・・俺たちはとんでもない思い違いをしていたようだ。」
ナワヤマ「どういうことだスギバヤシ!」
スギバヤシ「この道路を挟んだ反対側も環状列石なんだよ!」
ナワヤマ「なんてこった・・・」
道路の反対側(野中堂環状列石)に向かった我々は、ようやくそれらしき石の頭を見ることができたのであった。
果たしてこれが本物の日時計型列石なのかどうかは周りに人のいない状況では確かめようが無かった。
いや、それよりなにより我々の目的は列石を見に来たことではない。
スギバヤシ「バイブルに描かれた川とここ(環状列石)の場所、そして神社の位置を照らし合わせると・・・黒又山はあれに違いないッ!」
そして我々LMRは黒又山を目指す。バイブルに描かれた山の姿の真偽を確かめる為に・・・。